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続・タロットの魔女 .2

2.奇術師

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▼柏木コウスケ 27歳
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  • 「どんな肩書きを持っていれば、女にモテるか」
  • 「オンナにモテる企業、モテる肩書き、そして合コンの相手レベル」

 
~中略
 
コウスケは先輩の話しに目を輝かせた。
たくさんの人間に会って情報収集し、自己の能力レベルと照らし合わせて、目標を絞り込んだ。

~中略

内定通知書を受け取った。


おおよそ、柏木の行動パターンは、標準的なモテオトコの部類である。
素材+肩書き+目的+行動=自身のバージョンアップ

こういったプロセスがオトコの基本的なスタイルといえる。


「医者やら弁護士やら・・・別格だけどな」
と 柏木の先輩が語るのだが、誰もが、自己の能力レベルと照らし合わせたとき、
  • 努力の範疇でどうにかなるものと、
  • 才能が必要とされる部分
とに分かれる。

スポーツ選手しかり、パイロットしかり。

世の中には、肩書きだけで選ばれるオトコもいれば、
肩書きよりもオトコとしての魅力で選ばれるオトコもいる。

素材や行動は、他人から見えるけれど
肩書きや目的は、変化したり見えなかったりする場合がある。

つまり 外見と内面とのバージョンアップをバランスよく自己消化するとともに
それが、客観的にも時代のニーズにあっていなければ またおかしな話になってしまう。


柏木のストーリーでは、
手に入れられる小さな幸福と、手に入れられなかった目の前の出来事。
手に入れるために行動したことと、その結果
が、必ずしも当初の目的とは違うストーリーになってしまうのだが、
彼自身の総合的なバージョンアップは、当初の想定以上だったかもしれない。

そこには、占い師の道標があったにせよ、オトコ自身は自分の自身と照らし合わせて恋愛の対象を決める。

ゆえに、高嶺の花に見えた女性が、いつしか対等に感じる瞬間もあれば、
対等だったと持っていた女性が、いつのまにか「なんでそんなにこだわっていたんだろう」
と思える場合もある。

もちろん、恋愛が終わったあとに、
モッタイナイクラスの「女性自身のよさ」に気づくなんてこともあるわけだが。


この第2章で出てくるオトコたち

柏木の先輩、関根、藤堂恭平、魔王(新藤)
いずれのオトコたちも、この本においては、脇役レベルには惜しい人物達である。


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▼柏木の先輩
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47頁~48頁で、7行にわたって熱弁するシーンがある。
名もなき脇役にしては、柏木に与えた影響は大きい。


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▼藤堂恭平
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  • 後輩の相談ごとで5行
  • 後輩の紹介に1行
  • 相談結果に 4行
第2章のオトコの中では、あまり強烈な印象を残したと言うわけではない。

ただ、記述はされていないが、柏木の先輩として前述の熱弁した7行の台詞が、
恭平であったかもしれないという可能性は捨て切れない。


おそらく 違うだろうが。


ちなみに、恭平の後輩、柏木相談は、関根を通してアポイントをとったのだが、
お礼の電話は、関根をとおさず恭平は直接占い師のリビングにある電話を鳴らしている。

果たして、占い師のダイヤルを知っているオトコは、何人いたのだろう。


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▼関根
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この章では、7行の台詞を数えた。


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▼魔王(新藤)
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ちなみに新藤の台詞はない。
が、他人が語る魔王の存在感は圧倒的である。





3.女帝


この章の前半は、オトコは登場しないが、中盤以降、数多く登場する。

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▼レイナの彼 達也
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この続本では、達也については語られない、詳しくは1巻で、ということなのだが。

達也自身は、毒の無い好青年であったと言えるが、
「誰にでも優しい男」というのは、
えてして特定の女性ひとりだけに優しいわけではないという部分も持ち合わせている。

そういった部分が、前作での別れの理由のひとつであったように記憶している。

達也自身が、幸せをつかんだという結末は書かれていないが、
女帝の章の主人公とつきあい、女優のレイナとつきあい、
それなりのオトコであったことはいうまでもない。

レイナがタカラクジと呼ばれたオトコと結ばれると後述されているので、
結局は当て馬レベルのオトコだったのだろう。

ある意味 オレと共通する部分もあって、登場シーンの儚さに比して、こっそりオレの同情をかっている。


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▼大西美穂の弟 隼人
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隼人は空港と病院で登場する。

父、姉弟での会話以外は、母親の右手を握っていたシーンや、
放蕩の旅に出ていた姉に皮肉を云うシーンがあるが、
彼自身のエピソードはなく、彼の幸せ像について特筆するところは無い。

おそらく、平均的な人生をまっとうできるだろう。

それが幸せといえば幸せなことなのかもしれないが。


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▼美穂の父
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この父は妻の病後にバイアフリー工事をせっせと進めているあたり、人生に対してポジティブである。

この家族の根底には、一見心配性なところはあるものの、一人一人が基本前向きだ。

そういった生き方は、思いもよらぬトラブルに対してもひたむきで強いと思われる。


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▼医師 村田
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このオトコは実は曲者である。

担当医でありながら、美穂の母の容態をまるで他人事のように尋ねているシーンがある。

久しぶりに病院を訪ねた美穂に「順調ですよ」ではなく、「順調ですか?」という場面だ。

そして、
「いや、お母さんだけでなく、美穂さんも」
という台詞に、

「え?あ、はい・・・」
と続く会話

空気を読まない会話の切り出し。

といえば一方的で乱暴な印象だが、このオトコのその後は、読者の知るところである。

前章の柏木の先輩の台詞に
「医者やら弁護士やら・・・別格だけどな」
という台詞があるのだが、オレも同感だ。

オレは 医者嫌いである。
ということで間違いないらしい。
  • スタープロモーション 中野
  • D広告社 柏木

ここで 再度柏木が登場するのだが、大西に対してのリアクションは特にない。


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▼関根
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この章の関根は、カタカナに弱いオトコとして登場する。
関根に限らず、女性が就く職業の肩書きに、一見理解不能なカタカナ用語があることはオレも異存がない。

幸せの定義とは、まったく関係ないのだが。








4.恋人

この章では、オトコの登場人数は最少である。
  • 藤堂修平と若尾ヒロシ
  • すらりと背の高いギャルソン
  • 宅配便の配達人
  • 三和と再会した頃の年齢になった占い師を、目を細めて眺めた関根


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▼藤堂修平と若尾ヒロシ
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さて、藤堂修平と若尾ヒロシについては、ある程度詳細にプロフィールが語られている。

彼ら二人が、人生においては成功者の部類たることには疑いないが、
恋愛において、幸せを手に入れたかどうかの記述は無い。

オトコにとっては、手に入れたかどうかよりも、
手に入れたい対象が存在すること自体が幸運なことで、
さらに、そのプロセスを共有できる相手がいる。
という自体も幸運なことである。

性格のまったく違うふたりだが、そのアプローチは二人共通する部分も多い。



ところで、ギャルソンと配達人のことはサテオキ

わりとクールな存在感をかもし出し続けている関根が、珍しく感傷的に描かれているシーンがある。

愛した女性の近親者に対して、虚像を重ねることは男性的な感覚ではない気がした。

これはオレ特有のものではないような気がする。

ただ、別人のよく似た女性に対して、そういう目を細めて眺めることはありうる、
という矛盾した感覚も過去にあったような気もして、オトコ心もある意味複雑であるが、
そんな複雑さをシンプルに描写している作者も筆力も凄いのかもしれない。


あのシーンは、男性にしか目が留まらないのではなかろうか。


これも 幸せの定義とは、まったく関係ないのだが。



つづく



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非公開コメント

No title

何度も(*≧m≦*)ププッと小さく吹きながら読んでおりますw

いやぁ、さすがの男目線による鋭い観察眼!
「あ、そんな人もいたっけ?」 と、アタシの知らない人物まで!(え)

読んでたら、何だか懐かしい気持ちになったよ♪
あの人この人、頭の中で「こんな風貌、こんな雰囲気」と人物像を作り上げた時間。

わくわくしながら、読んでます♪

つづく

to リカ

深夜のおかずになれば幸い

達也の名前は 確かにオレも覚えていなかった。
名前というか 存在さえ忘れていたような気がする。

いろんな人物がいて 雰囲気や風貌や 性質等 
読者それぞれが 作者の意図から離れて 受け継がれていくんだろうけど

名前から 誰かにつながる人と 
登場回数は少ないけれど 印象にのこったり また逆もしかり

書き続けていると 最初のテーマを忘れているときがあるわ

オトコの幸せ
今日は 自動販売機でアタリが出て コーヒーもう一本 ←こういうの
 
ああ これだ 思った次第

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はるき♪

筆者:黒い彼//HN:はるき♪ 
世の中の恋愛には 
まったく役に立たない
どうでもいい話を 

オトコ目線で 
思いつきの長文で 




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