スポンサーサイト

▽Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

タロットの魔女マニアックス.7

マニアックスシリーズも7回目になった。

沢山の登場人物がいて、
それぞれ、自分のお気に入りの人物に自分を重ねたり、向きあってみたりする。


ayashibito069.gif 興味は尽きることがない。


『架空の世界に感情移入してしまう現象のこと』を、一般的に何と呼ぶかは知らない。

自分に関係性のある話には興味を示すけれど、
自分に関係性のない話には興味を示さない。

基本的にオトコはコレ。

本来、自分が登場しない物語に対して、全く興味を示さなかったオレ。
今回、これほど、関心を寄せるのには多分理由があるんだろうけれど、
自分が登場する現実と、自分が登場しない架空の世界、
共通するのは、どちらにも、ストーリーがあるということ。

そんなストーリーを通して、いつか誰かとつながる。ということが
自分が今の、あるいは未来の自分に なにかしらの関係性を期待して、楽しめているのかもしれない。

あまりにも 漠然とした現象だ。


本書が、映像化されたものであれば、女優や俳優といった偶像として、
その対象(男性キャラであれ女性キャラであれ)を軸に、自分なりのストーリーを描き、
本編を通して、自分自身の関係性を据えることができる。

けれど、テキストのみの世界だと、登場人物をテキストから映像化する作業を、
作者は読者の想像力に委ねることにもなる。
また、作者の表現力も登場人物に息吹きを与えることに大きく寄与している。

読者が贔屓のキャラが見つけられるように
著者にも贔屓のキャラがいるかもしれない。

そして、こんな風に書いているオレは、書いたあとにご贔屓のキャラが、変わるかもしれない。

そういう意味において、それぞれ、ヒトリダチしているキャラが生き生きと、
そして、悩みを抱えながらひた向きにもがく姿が、等身大に描かれていて、
読んだ人ひとりひとりが、自分を置き換えることのできるたくさんのキャラがいることが、
本書の魅力のひとつなんだ。と、思う。


ayashibito005 前置きはサテオキ

━━━━━━━━━━━━━━━━
▼境遇と共感、セリフと違和感
━━━━━━━━━━━━━━━━

沢山の男性キャラクターが登場していることは、これまでも書いてきたけれど、
実際、自分がどの境遇に共感し、どのセリフに違和感をおぼえたか
本書では、幾多の男女の会話によって、物語の展開をスピード感あるものに仕上げている。

ところで、本書には、
Q.『男同士の会話が、どれくらいのシーン登場するか』
読んだ人は覚えているだろうか、

ざっくりと拾い集めてみた。

A.『20シ-ン』あった。※記憶より実際多かった。

マニアは、シーン数を覚えていることより、
数えている自分にうっとりするのだ。(笑)
  1. 32頁  学業で競いあうライバル同士の会話。
  2. 35頁  告白シーンでのライバルのリアクション
  3. 37頁  10年後の思い出話、親友同士の語る言葉
  4. 44頁  かつてのライバルの叱咤の言葉
  5. 50頁  商売上の男たちの、信頼・信用・苦言
  6. 51頁  上司と部下、激励と期待
  7. 59頁  笑顔と怒りの再会
  8. 85頁  部長と課長、正論・進言・主張
  9. 114頁 いとこの勧誘
  10. 115頁 担任と生徒を結んだ言葉
  11. 115頁 顧問と先輩の気遣い
  12. 115頁 親友からの委譲
  13. 115頁 親友の父と若尾、叱る・期待・任せる・誉める
  14. 115頁 スカウトと若尾
  15. 118頁 仲間から若尾への冷やかし
  16. 118頁 スカウトと若尾
  17. 143頁 親から子へ 子から親へ、不安・追認・安心
  18. 202頁 仕事言葉と普段着の言葉
  19. 206頁 死を告げる役目
  20. 208頁 親友の息子への命令と親友への感謝

ざっと、勝手に、シーン別にMEMO代わりとしてタイトルをつけてみた。

どのシーンを思い出すかは、人それぞれだろうけれど、
よくもまあ、これほどの多岐にわたるシーンの様々な関係性を、著者が描いたものだと感心した。

感心した以上に、たくさんの組み合わせ、これ以上は浮かばないというくらい、
男同士の立ち居ちの違いがふんだんに盛り込まれていることに驚いた。

この驚きは、2~3回読んだだけでは感じなかったんだけど、
こうして改めて拾い上げると、驚きを感じずにはいられない。

男同士の会話としては、決してボリュームは多くない。
けれど、片方が語り、片方が無言で受け止める。
そんなシーンも少なくはない。

それでも、寡黙から互いが何を考えているかは、読者は容易に、独自に、自由に想像することができる。
これは、すごいことだと思う。

言葉でねじ伏せるという展開ではなく、
言葉を読者に『想像上の言葉で補わせる』ことで物語が進んでいく。

狙って著者がそうしたのか、
はたまた、本書のメインストーリーではない箇所の細かいセリフを意図的に外したのかは、わからない。

オトコだからこそ、その行間を読み取れるのか、
はたまた、著者の狙い通りにはまったのか。

そこらあたりが、どちらであるにせよ。
マニア冥利に尽きる視点を得られて マニアとしてはご満悦だ。

ちなみに、違和感を覚えたのは、
「発展的な女だったしな」
というセリフである。

オレが、彼の立場であれば、少し客観的過ぎるような気がした。
もしくは、自分とはぜんぜん違うタイプなのかな、と何度も前後をつないでみた。

オレならば、もっと、主観的なセリフ(情熱や悔恨、絶望や妄想を含んだという意味で)や、
言葉に表せないような、無言で遠い目をしてしまいそうなシーンだ。

モチロン、読者が10人いれば、10人ともセリフなど違ってあたりまえなのだが。

これも、ライバルであり、親友である相棒が引き出したセリフなのかもしれない。
この言葉を咀嚼できるようになるには、
回を重ねて、このセリフを使った男の悲哀、達観、覚悟みたいなものを
理解する必要がありそうだ。 

などと思った次第。 

もちろん、気になる男、No.1はこのオトコに違いないのだ。
研究が必要だ。


タロットの魔女タロットの魔女
(2013/04/01)
長谷川 洋美

商品詳細を見る

関連記事

Comment

Post a comment

非公開コメント

No title

>マニアは、シーン数を覚えていることより、
>数えている自分にうっとりするのだ。(笑)

師匠!さすがです!
まだまだマニア見習いなアタシは、その域に達しておりません!(笑)

「発展的な女」
この言葉、確かに普通の会話じゃ使わない表現だね。
だから客観的に感じるんだと思う。

10年前の、男たちと女との関係性は
普通に親しかった、というよりも
男たちはちょっと幼くて、女はちょっとオトナだった。
そして、昭和という時代背景。(女性の地位向上への動き)
10年経って、男たちは「当時の」女より、オトナになった(気分になっている)。
34歳の男が、22歳の女を、上から目線で評価する・・・。

この、ちょっと違和感を覚える言葉には
そんな男たちの様々な思いと背景が詰め込まれているのではないかと^^

マニアックスシリーズを読むたびに、
書く意欲、創造力、自己啓発のパワーまでもが喚起されます。
今夜も、感謝 <(_ _)>

視点と年齢

>>まだまだマニア見習いなアタシは、その域に達しておりません!(笑)

よくいうわ(笑)

実際、製作物は 
書き手より、読み手目線の場合 全体ではなく部分を観ることが多いんだな。
と、このシリーズを書きながら感じたよ。
読めば読むほど、いろんなところが浮き上がってきます。

ところで、
この「発展的な女」のくだりの話(解説)をありがとうございます。

>>34歳の男が、22歳の女を、上から目線で評価する。
これを 読んでしっくり感じた。

34歳のオトコが、現在の34歳になった同級生を思い浮かべて、
というには、ちょっと違和感があったので、
確かに、当時を思い浮かべると、
「当時から、アグレッシブだったよな」とか
「当時から、猪突猛進だったよな」とか 
「当時から、ディベロッパーだったよな」とか

『ふりかえり』の立場だと 腑に落ちました。

たぶん、読んでいるときに、
同級生の場合、自分と同年代の「今」の瞬間を想定して思い起こすことが多いので、
そこに あれれ? と思ったんだと思う。

さすが、著者 深いです!!
ありがとうございました。

このシリーズが、意欲、創造力、パワーの源泉になれれば、
それは なによりのほめ言葉です。

Information

恋愛についての アレコレ

はるき♪

筆者:黒い彼//HN:はるき♪ 
世の中の恋愛には 
まったく役に立たない
どうでもいい話を 

オトコ目線で 
思いつきの長文で 




黒い彼series
Copyright © Hammy All Rights Reserved.

Menu

monthly title

comment

openOpen closeClose

list of articles

article search

読めば読むほどコンガラガル そんな恋のお話

日常の風景~春~

友達になってください

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。