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タロットの魔女マニアックス.3

キャッチャーの鈴木は、ミットを外して、痛そうに左手を振っている。



鈴木、中学3年生・野球部・キャッチャー。 
そして、この時のバッテリーの相棒は、ピッチャー若尾である。

マニアックスシリーズ第3回は、鈴木だ。
下の名前は、まだない。

今回は趣向を変えて、鈴木アングルで


ayashibito003 マニアぶりを発揮してみたい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼鈴木編~ 小説風味のフィクションです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

中学時代にバッテリーを組んでいた若尾は、プロに進み、第一線で活躍している。
当時は、甘いマスクのバッテリーとして、持て囃されたものだ。

もっとも、アイツ(若尾)の周りには常にファンが付きまとっていたけれど。
その一方で、僕は汗くさいマスクをかぶり、奴の豪速球を受けていたんだ。

おかげで、僕の20代といえば、
「鈴木君て、あの若尾君とバッテリーだったんでしょ? プロに行った」
「ああ」

「友達が、若尾君の大ファンなんだよね、あ、私じゃないのよ、友達ね」
「(・・・で?) 若尾と一緒に飲みにいくか?」

「鈴木君すごーい。どうして私のことわかるの?やっぱり一流のキャッチャーとしての采配?」
「一流なのは、アイツだけさ、僕がサインを出してたわけじゃない。ただ・・・」

「ただ?・・・何? 気になるー」
「アイツが何を投げたいのか、何のサインを欲しがっていたのかはわかったさ、
 あとは、ヤツの熱い気持ちを受け止めるだけさ」

「やだー、鈴木君エローい、でも、サインの話はどうでもいいのよ、若尾君のことをもっと教えてよ!」
「・・・」

こんな女ばっかりだな。
結局、若尾目当てかよ。


うんざりだ。

30才になる頃に、僕は野球とは縁を切った。
ちょうど若尾も忙しくなって連絡もとりあわなくなったから。

それでも、今も水泳で体を鍛えている。
そんな矢先、新らしいスボーツクラブが出来、そこの募集が出ていたんだ。
条件も驚くほどよかった。

面接を受けた。

「当クラブは、主にセレブ層をターゲットにしています。鈴木さん、あなたを、当クラブの専属インストラクターとして迎え入れたい」
「ありがとうございます。よろしくお願いします」

採用が決まった。

「今度の、鈴木君って、すっごいイケメンよね」
「うんうん、しかもさ、あのハンサムな若尾君とバッテリー組んでたんだって、」


受付前を通りすぎた後方から、こんなセリフを聞いた。
嬉しさ半分、
「イケメンとハンサムって、どう使い分けてるんだ?」
と、最近思うようになった。少し複雑な心境だ。

「ドロップといわれた縦のカーブと、スライダーとの違いみたいなものか?」

あぁ、また野球のことを考えてしまった、と、
頭をふり、新規会員の待つ体力測定ルームへと向かった。

右手に持っている、会員データをパラパラッとみた。
ん? 職業欄に占い師とかいてあるな。

顔写真を見ると、小悪魔のような笑顔。
部屋のドアをあけると、その写真と同じ顔の女性がいた。

ひとめで恋に落ちた。

その女性はS子といった。

S子は、それから、定期的に通うようになった。

彼女の笑顔は、

会うのが楽しみで通い続けている。


という印象だ。

うぬぼれじゃなく、そう思う。


数週間後

フロントがざわめいていた。
「どうしたんだ?」
「鈴木さん、プロ野球選手の若尾さんが、会員になったって知ってます?」

それを聞いた瞬間、懐かしさと同時に、胸が少しざわついた。





S子さんとのその後の展開は、本書でどうぞ。

タロットの魔女
タロットの魔女

・発売日:   2013年04月
・著者/編集: 長谷川洋美
・出版社:   文芸社
・サイズ:   単行本
・ページ数:  215p

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非公開コメント

鈴木さん

さて、鈴木w

多いんだよね、全国的にこの苗字^^
今回は「鈴木」kんのストーリー仕立てなのね♪

この名前には、非常に、非常に、
思い入れがございまして。(笑)
にもかかわらず、このような不遇な(?)役どころにしてしまうのは
まぁ、いわゆる、照れ隠し?ですかねw(*≧m≦*)プ

アタシの初恋の相手が・・・・鈴木くん(野球部)だったりします(爆)
うあ、こんなこと、ここでバラしてどうすうんだアタシwヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆

たぶん、中学時代のアタシを知っている友人が読んだら
「おーっと!鈴木キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」って感じですwww

夜中にひとり、大笑いしてますがw

マニア殺し

>>アタシの初恋の相手が・・・・鈴木くん(野球部)だったりします(爆)
マニアには ものすごく、要らない情報です。(笑)
というか、耳にタコができるくらい 野球部の男の話は聞いてます。
正直 もう うんざりです。ほんとに(笑)

>>たぶん、中学時代のアタシを知っている友人が読んだら
「おーっと!鈴木キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」って感じですwww

「また 来たのかよ!!! このマニア殺し!!」って 感じです(苦笑)

そんな 野村克也風味のグチはサテオキ

このフィクション
最後のオチとして 鈴木に
「ぼーと生きてきた 30代と 比べないで欲しいですね」
という 鈴木家(主にイチロー談)の家訓を書こうかと思ったんだけど
あまりにも マニアックすぎるので、やめました(笑)

大笑いしていただけて マニア悩殺って感じですね。ありがとうございます。
この3話で 一応 最初 思い浮かんだ企画は終わりなので、
週末に またネタ探ししてみます。

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筆者:黒い彼//HN:はるき♪ 
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